デイリーレポート(2022年11月21日配信)

著者画像
WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

東京市場のドル円は米金利低下の動きに沿ってドル安が先行、後場以降はほとんど動きが見られないまま欧州市場入り。欧州市場序盤には米金利上昇の動きからドルが買い戻される動きが見られたものの一時的な動きに留まり、その後、NY後場までは140割れの水準でもみあいを続けました。FOMCで投票権を持つボストン連銀総裁が0.75%の利上げは検討されているとの発言をきっかけにドルが買い戻され、東京朝方の水準に戻して引けました。

ユーロドルはNY市場まで1.03台後半でもみあいを続けていました。その後は底堅い米金利の動きもあってユーロの上値が重くなっていましたが、ボストン連銀総裁のタカ派発言から1.03目前の水準まで押して引けました。

ドル円は上下ともにオーダーが入っていそうな動きでしたが、どちらかというとドルの押し目買いの動きがまだ残っている状態です。動きが止まってくると日米金利差に目が向かいドル買いという流れですが、今週は日米ともに祝日があり、先週のような動きを継続しやすいと見られます。ユーロドルも同様で動きが止まってきたことからユーロ売りが出やすくなっています。

本日はドル円はもみあい、ユーロドルはやや上値が重たい流れを考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  139.80〜140.70
 ユーロ  1.0270〜1.0345
 ユーロ円 144.30〜145.10



配信日:2022年11月21日