デイリーレポート(2022年11月17日配信)
ドル円は東京市場では買いが先行後に元の水準へと押して海外市場入り。特に目立った材料が無く動きが鈍くも感じられましたが、東京市場の値幅は1円56銭とそれなりに動いています。海外市場では139円台半ばでもみあいを続け方向感がはっきりしない1日でした。
ユーロドルは欧州市場朝方まで買いが先行していたものの複数のECB関係者がハト派よりの発言をしたことで反落、NY後場には東京朝方の水準へと押し、若干買い戻し見見られての引けとなりました。
ドル円は前日に目先の安値をつけたもののCPI後の動きを考えると戻り売りが出やすい地合いは続いています。CPI翌日以降のレジスタンスラインが今でも効いていますが、本日はこのレジスタンスラインの位置での取引となりますので、どちらかに動きが出てくるのではないかと見ています。ただ、流れとしては上述の通りで引き続きドルの上値は思いと見られ、レジスタンスラインでの反落がメインシナリオです。
ユーロドルはECB関係者が次回理事会では0.5%という発言が出て、次回も米国との利上げ幅が歩調をそろえる動きとなりそうです。ポーランドへのミサイル着弾はウクライナの防空ミサイルであったようで、ロシアとの緊張高まりは防げた様子です。ただ、そもそもの原因はロシアによる攻撃にあるとされていることから、今後何らかの協議につながる可能性もありそうです。
本日はドル円、ユーロドルともに上値が重いもみあいから下げへと動いていく流れを考え、下のレンジを見ておきます。
ドル円 138.80〜139.80
ユーロ 1.0325〜1.0425
ユーロ円 144.00〜145.20
配信日:2022年11月17日