デイリーレポート(2022年11月1日配信)
週明けの東京市場では仲値まではドル買い、その後はドル売りとどちらも月末の実需による売買が出ていました。その後欧州市場に入り、米金利上昇とともにドル買いに動き、東京前場高値を上抜けると仕掛けのドル買いも出てNY昼前には148.85レベルまで上昇し、高値圏でもみあいのまま引けました。
ユーロドルは欧州市場まではほとんど動きが見られませんでしたが、欧州市場に入るとドル円同様に米金利上昇によるユーロ売りとなりました。NY前場に0.9873レベルの安値をつけ、そのまま安値もみあいでの引けとなりました。
ドル円は明日のFOMCに向けて11月は0.75%利上げで金利差が一段と拡大するという見方からのドル買いが広がっていたようでした。ただ、149円台に入ると150円の大台を前に介入警戒感も広がりそうですし、積極的には買いにくい水準となってきました。
ユーロドルは経済指標はGDPは予想通りであったものの、CPIは予想を上周り10.7%となりました。しかし、月末のせいか数字への反応は鈍くその後も米金利の動きに追随する程度でした。
本日は先週後半からのドル買いの動きに対して、明日のFOMCに向けてのポジション調整もあり、ややドルの上値が重くなることを考えておきます。
ドル円 148.00〜148.90
ユーロ 0.9860〜0.9940
ユーロ円 146.50〜147.30
配信日:2022年11月1日