デイリーレポート(2022年7月27日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日本文のみとなります。(チャートは原則として週初と大きな変化が見られた時に更新します。)

ドル円は昨日も前週末の下げに対するFOMC前の調整が続きました。米金利はNY市場が始まるまで低下し2.707%と先週金曜の水準を下回りましたが、為替市場への影響は見られませんでした。

ユーロドルはロシアによるガス供給削減(これまでの6割減から8割減へ)を受けEU全体での15%の節ガスに合意しました。年後半の景気後退リスクにさらなる悪影響が出てくると見られ欧州市場でユーロドルは売りが目立ち、NY市場では1.0108レベルと先週初の水準まで下げ、安値引けとなりました。

本日は注目のFOMCが開れますが、コンセンサスは0.75%の利上げで、サプライズは無さそうです。FOMC後の議長会見で何か目新しい発言が出てくるかどうかのほうが気になるところですが、サプライズというほどの発言が出てくるとも思えません。

FOMCまでは小動きで昨日の終値近辺でのもみあいが中心となりそうですが、基本的なトレンドは3種用通貨ペアともに戻り売りが出やすいと見ています。本日は予想レンジはあげないでおきます。



配信日:2022年7月27日