デイリーレポート(2022年7月19日配信)
週明けのドル円は朝方にややドル売りが先行したものの東京市場が休場ということもあり動意薄の一日となりました。138.20前後で細かく上下を繰り返し方向感がはっきりしないままの一日でした。
いっぽうユーロドルは押しを挟みながらも上昇する一日となりました。6月0.75%利上げの記事を書いたWSJのフェドウォッチャーが7月FOMCも0.75%という記事を書いたことがドル売りの材料とされました。ユーロドルはNY前場に1.02台乗せを見ましたが、引けにかけては1.01台半ばへと押しました。
ドル円は先週の139.39レベルで目先の高値を見た動きとなっていますが、WSJの記事でユーロドルに買い戻しが入ったこともドル円の上値を抑えています。FOMCよりも前に今週は日銀会合とECB理事会もありますので、このままドルの上値が重たいままFOMCを迎えるには日数が長すぎますが、これまでドル買いが続いてきたことを考えると今週前半は調整が先行しやすいと考えています。
ユーロドルもパリティ割れで達成感も出ましたし、ECB理事会で9月の利上げ幅が大きくなるのかどうか、この点を見極めるまでは売り再開とはなりにくいでしょう。本日は全般にドルの上値が重くなる流れを考え、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 137.80〜138.50
ユーロ 1.0100〜1.0180
ユーロ円 139.60〜140.40
配信日:2022年7月19日