デイリーレポート(2022年7月8日配信)
本日も本文のみとなります。
ドル円は方向感がまったく出ない一日となりました。東京前場からNYの引けまで135.85レベルをもみあいの中心として、135.60レベルでは買い136.10レベルでは売りといった動きを続けました。本日の雇用統計が大きな材料になるとも思えませんし、週末を前にしてポジション調整以外の動きは出にくくなってきそうです。
ユーロドルは東京市場では若干買いが目立ったものの上値が重たい展開を続け、欧州市場序盤以降は改めてじり安の展開となりました。NY市場に入り前日安値を下抜けると1.0144レベルまで水準を下げ、そのまま安値圏での引けとなりました。なお、ジョンソン首相辞任のニュースは英国の政治が落ち着くとの見方から買い材料となりましたが、ユーロドルへの影響は見られませんでした。
本日は米国雇用統計発表の週末となりますが、非農業部門雇用者数は総計で1億5168万人、コロナショック前のピークが1億5252万人でしたから、あと85万人で上抜けることとなります。期間的には4か月程度で届くでしょうから、今は雇用よりもインフレ指標に目が向かうのは当然です。非農業部門に限らず、予想から外れた数字となっても一時的な影響に留まると見られます。
本日は週前で3主要通貨ペアともに昨日のレンジの中でのもみあいとなりやすいでしょう。以下のレンジを見ておきます。
ドル円 135.55〜136.20
ユーロ 1.0145〜1.0210
ユーロ円 138.00〜138.80
配信日:2022年7月8日