デイリーレポート(2022年6月28日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は朝方の株の下げに引っ張られて134.52レベルの安値をつけましたが、下がったところで買いたい向きが多かったこと、また米金利が上昇する動きも重なって東京昼前から海外市場を通してじり高の展開を辿りました。NY朝方には135.55レベルの高値をつけましたが、米金利の上昇も止まり引けにかけては横方向のもみあいとなりました。

ユーロドルは東京市場では動きが鈍かったもの株高の動きと米金利に沿ってドイツ国債の利回りも上昇する動きに沿ってユーロ買いの動きが目立ちました。NY昼前には先週高値を上抜け1.0615レベルをつけましたが、1.06台では売りオーダーも残っていて1.05台後半へ押して引けました。

ドル円は134円台で底固めする動きとなりましたが、135円台後半を積極的に買っていく流れでもなく、まだもみあいの中での動きと捉えた方がよさそうです。またユーロドルは先週木曜の海外市場以降はじり高を続けていますが、1.06台の高値を更新しても相変わらず売りも根強く月末までは売りが出てくる流れが続く可能性があります。

本日は昨日とは逆に3主要通貨ペアともに若干上値が重い展開を考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  134.80〜135.50
 ユーロ  1.0540〜1.0590
 ユーロ円 142.50〜143.40



配信日:2022年6月28日