デイリーレポート(2022年6月23日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日も本文のみとなります。

ドル円は値幅は1円程度あったものの高値圏で上値が重たい程度で方向感がいまひとつはっきりしない一日となりました。ただ、テクニカルには136円台半ばが短期的な上値の目処となっていたこともあって、いったん136.71レベルが高値となったと見られます。

ユーロドルは株式市場と似たような動きを辿りダウ先の下げとともにユーロが売られ欧州市場に入り欧州株が下げる動きとともに1.0469レベルの安値をつけました。NY市場ではダウが上昇に転じる動きとともにユーロドルに買い戻しが入り、東京朝方の高値を抜けるとストップも巻き込みながら1.0606レベルまで上昇し、引けにかけては1.05台半ばに押しました。

ドル円は先週の金融政策イベント疲れもありそうですが、今週は週初からじり高となり、テクニカルなターゲットを達成後はじり安となっています。ここのところ調整らしい調整が入っていないことや22日前後が日柄的には高値となりやすいことを考えると、135円程度まで押す動きは考えられそうです。

ユーロドルは大台1.05を割り込んで売りポジションがやや増えていたこともあったと思いますが、反転したことで先週高値を上抜ける動きにつながりました。ただユーロを積極的に買い上げる材料も無く、1.06台では売りも出た流れでした。

本日は全般にドルが売られやすい流れの中で、ユーロ円の上値も重たくなりつつあることからユーロドルは横ばいという流れを考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  135.00〜136.25
 ユーロ  1.0525〜1.0600
 ユーロ円 142.75〜144.00



配信日:2022年6月23日