デイリーレポート(2022年1月5日配信)
今年最初の東京市場は大発会で株は大幅高、為替市場も円独歩安の動きとなりました。欧州市場ではもみあいを挟んだもののNY市場ではダウが買われる動きと米金利上昇を材料に再び円安が加速し、一時116.35レベルの高値をつけやや押しての引けとなりました。
ユーロドルはドル円でのドル高の動きもあって上値が重い印象でしたが、ユーロ円が大幅高となったことから下値も固く、多少の振れはあったものの終日横方向の動きとなっていました。
東京初日は円大幅安の動きとなりました。昨年高値更新は想定していたものの115円台後半がいいところかと見ていたらNY市場でさらに円安が進むこととなり。2016年12月から2017年1月のトランプラリーでつけた118円台を中期的なターゲットに、当面は115円を下値にする展開となってきたようです。
通貨の強弱としては米ドルが最強で円が最弱、主要通貨では米ドル>ポンド>ユーロ>円という序列になってきました。当面はクロス円でも円安が進みやすくなってきたと言えるでしょう。日柄的には9日前後に転換しやすいのですが、まだ時間的にも余裕があり、今週は押しが入れば買いが出てくるという展開になりそうです。
本日は以下のレンジを見ておきます。
ドル円 115.75〜116.25
ユーロ 1.1270〜1.1310
ユーロ円 130.75〜131.25
配信日:2022年1月5日