デイリーレポート(2021年8月2日配信)
ドル円は日経平均の下げとともに朝方に一時109.36レベルの安値をつけましたが、株価回復とともにじり高、NY昼過ぎには109.83レベルの戻り高値をつけました。しかし110円の大台では売りが並んでいた様子で引けにかけては若干売りも出ての月末クローズとなりました。
ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場序盤に月末のロンドンフィキシング思惑で欧州通貨買いの動きとなりました。その後強いユーロ圏の経済指標も手伝って1.1909レベルの高値をつけましたが、ロンドンフィキシングを前にポジション調整から下げに転じ、月末実需が欧州通貨売りであったことから1.1852レベルまで水準を下げ、若干買いも出て引けました。
ドル円は先週は一週間を通じてドルの上値が重く高値を切り下げる展開となりましたが、現時点では110円の大台超えでは売りが見えているため、売り手はその手前109.80レベルでは売りを入れてくる地合いになっています。ただ109円台前半も買いが残っていると思われ、本日は109円台半ばを中心としたもみあいとなりそうです。
ユーロドルもドルの動きとしてはドル円と同じです。ユーロが底堅い動きが続いていますが、主要国の夏休み前の金融政策会合も終わり、新たな材料探しということになりあmすが、今週は月初であることから米国雇用統計を中心に、日々の経済指標で細かく上下というところでしょうか。
本日は以下のレンジを見ておきます。
ドル円 109.40〜109.80
ユーロ 1.1840〜1.1885
ユーロ円 129.90〜130.35
配信日:2021年8月2日