デイリーレポート(2021年6月3日配信)
ドル円は東京前場は日経平均上昇とともに上昇、後場には一旦動きが止まったものの欧州市場序盤からNY市場が始まるまではユーロ安の動きに引っ張られてのドル高となりました。しかし、NY市場に入るとそれまでも下げていた米金利の動きからドル売りへと転じ東京朝方の水準に押して引けました。
ユーロドルは東京市場では動きが見られませんでしたが欧州市場序盤には対ドル、対円とも売りが先行しユーロドルが1.2164レベル、ユーロ円は133.64レベルまで水準を下げましたが、単にポジション調整の売りだったと見られ、NY市場前から米金利低下とともにユーロドルは下げる前の水準へと戻して引けました。
ドル円は相変わらず方向感が出ていません。こうなると明日の米国雇用統計まで動きが出ない流れが続きそうです。ユーロも利食いと見られる売りに下押しが入ったものの下げたところでは絵画出てくる流れでした。ユーロ円が先週木曜に上げて以降はすっかりレンジとなっていて133円台半ばに近づくと買い、134円では売りとかなり狭い値幅でのもみあいとなっています。ユーロの動きはユーロ円がどちらに抜けるかで決まってきそうな感じがします。
もみあい継続と考え本日の予想レンジは以下とします。
ドル円 109.40〜109.85
ユーロ 1.2180〜1.2225
ユーロ円 133.65〜134.05
配信日:2021年6月3日