デイリーレポート(2019年7月18日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は、NY市場に入るまでは108円台前半の狭いレンジの中でのもみあいを続けました。しかし、上値は重く前日のドル買いに対する調整といった流れの中、NY市場ではダウが下げる動きとともにリスクオフの円買いとなり、107.94レベルまで水準を下げての安値引け。ベージュブックはポジティブな内容であったものの反応は見られませんでした。いっぽうユーロドルは、欧州市場序盤に一時前日安値を下回りましたが1.12の大台を割り込まずに反転。NY市場では全体的なドル売りの流れの中で買い戻しが入りましたが、ユーロ円の売りも出たため値幅は伴わずの引けとなりました。

ドル円は着実に上値が重たくなる展開が続いていますが、値幅は狭く上がったところを丁寧に売りたいと考える参加者が多い様子です。しかし、ポジション的には全く傾いていませんので、戻り待ちに戻りなしといった流れになる可能性が高いと見ています。本日も株価が重たい展開が予想されますので、ドル円も上がっても下がっても売り、108.00レベルをレジスタンスに107.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。

ユーロドルもドルの動きとして底堅い展開となっていますが、ドル円同様にユーロ円でも売り継続と見ていますので、ユーロドルは今日のところは底堅いながらも上値も限定的といった方向感が出にくい流れになるのではないでしょうか。ユーロドルは1.1210〜1.1250、ユーロ円は120.75〜121.30とします。

レポート全文はこちら http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf



配信日:2019年7月18日