デイリーレポート(2024年4月23日配信)
週明けのドル円は終日じり高、一日の値幅は41銭と静かだったものの年初来高値をわずかに更新し154.85レベルの高値をつけ、そのまま高値引けとなりました。
ユーロドルは東京市場では動意薄だったものの欧州市場に入るとFRBの利下げ思惑後退とECBの6月利下げ思惑が重なる米欧金利差拡大思惑からユーロ売りドル買いの動きとなりました。しかしNY市場では下げる前の水準へと戻し、引き続き方向感が出にくい流れが続いています。
ドル円はこうなると介入ラインと思われる155円を試さずにはいられないという流れでしょうが、木・金には日銀会合もあり、現状維持がコンセンサスではあるものの会見で今後の追加利上げに関して何らかの発言があるのではという点が最大の材料でしょうか。
その時点で155円を試すような動きが出てくると介入が出るかもしれないといった神経質な展開がしばらくは続きそうです。日柄的には26日前後に円買いが入りやすい時間帯である点は注意が必要です。
配信日:2024年4月23日