デイリーレポート(2024年2月8日配信)
ドル円は前日の下げに対しての調整からNY市場までじり高の展開を辿りました。NY前場に米金利低下の動きとともに147.61レベルと日中安値を下回りましたが、金利がすぐに反転したことからドル円も買い戻され148円台に乗せて引けました。
ユーロドルは前日海外市場の流れを受けてじり高となりましたが、終日のレンジは35pipsに留まり同意薄の一日となりました。
ドル円は下がったところの買いと戻り売りとに挟まれ動きが出にくくなっていますが、米金利がどちらかに動けばその方向に追随するというこれまでの流れには変化はありません。ただ、一連の金融政策イベントが終わり、目先の大きな材料も無いことから様子見が続いています。テクニカルには雇用統計で大きく挙げた後に上値をトライしきれなかったことで、大きな動きが出るとすれば下げという見方には変化ありません。
ユーロドルは週初のダブルボトム状のチャートパターン、また米金利の方向性もはっきりしていないこともあって、短期的には買いが先行しやすい流れになっています。ユーロ円の買い戻しも下値を支えていますが、ユーロ円は多分に株高の動きが影響していると見られ、当面は日経平均株価の動きも見ながらということになるでしょう。
配信日:2024年2月8日