デイリーレポート(2024年2月6日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

週明けのドル円は早朝に金曜高値をやや更新し、その後も高値圏でのもみあいを続けました。欧州市場以降はユーロドルの下げに引っ張られ、NY市場では米金利が上昇する動きとともに一時148.89レベルまで高値を切り上げ、引けにかけてはやや押して引けました。

ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場に入り先週安値を下抜けると仕掛けの売りが入り、米金利上昇も手伝って1.0723レベルの安値をつけました。引けにかけては利食いも出て1.07台半ばへと戻しています。

金曜の雇用統計の影響がまだ残っていますが、昨日はユーロドルが先導してのドル買いの動きとなりました。ユーロ円も一時159.37レベルまで下げましたが、ドルストレートはドル円も含めレンジは狭いままで、改めて現在の水準から買いに行くというほどの勢いも見られませんでした。

今後は米金利が強い間は下がったところでの根強い買いが出てきそうですが、テクニカルには149円台半ばがターゲットと、ここからの距離は比較的近いため、ドル高水準では新規に買いにくいという流れになっているようです。本日も148円台半ばを中心として動きにくい一日となるでしょうが、大きく動くとすると上より下という状況に変化は無さそうです。



配信日:2024年2月6日