デイリーレポート(2023年12月25日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

東京朝方に141.86レベルの安値をつけたものの142円割れの買いも根強く142円台半ばへと反発。しかし、基本的には戻り売りを考える参加者が多かったことから再び下げに転じ、NY前場には弱い経済指標も手伝って141.89レベルまで下げました。142円割れでは買いが残っていたこと、米金利が上昇したことから142.666レベルと日中高値を更新後、若干押して引けました。

ユーロドルは東京市場では動かず、海外市場に移ってからはドル円同様にドル安後のドル買い戻しの動きに沿って1.1040レベルまで上昇後に朝方の安値圏に押して引けました。クリスマスを控えてユーロの取引は低調な状態が続き、一日のレンジも46pipsに留まりました。

本日はクリスマスということで東京以外の主要市場は全休場、東京の引け後は取引が出来なくなります。昼以降は急速に流動性が低下するために注意が必要です。なお、明日も欧州は休場の地域が多いため、本格的な始動は27日から。ただ東京は28日で主要な企業が仕事納めとなるため、流動性が低い状況は年明け3日まで続くと考えた方がよいでしょう。



配信日:2023年12月25日