デイリーレポート(2023年7月3日配信)
ドル円は東京前場に一時145.07レベルの高値をつけたものの週末前かつ牽制発言もによる警戒感もあってすぐに反落、後場には144円台半ばへと水準を下げました。その後海外市場に移ってからも上値の思い展開が続き、米金利低下によるドル売りが対ユーロで目立った動きからドル円はじり安、144.20レベルまで下げて安値圏で引けました。
ユーロドルは東京市場では動かず欧州市場序盤に売りが先行し1.0835レベルの週間安値をつけたものの下げきれず。NY市場では米金利低下によるドル売りと月末実需のユーロ買いが加わって1.0932レベルまで上昇、引けにかけては若干押して引けています。
ドル円は145円台を見たことでいったん達成感は出たと見られますが、下がったところでは絶対的な金利差があることで買いが湧いてくるという展開でしょう。ユーロドルも1.08台前半で短期的な底打ちの動きを見せています。
ただ明日が米国独立記念日で休みとなり、連休を取る参加者も多いため、本日は動きが鈍い週初になりそうです。今週はそうした意味で週後半が本番、雇用統計に向けての思惑がどう出てくるかというところでしょうか。
配信日:2023年7月3日