デイリーレポート(2023年1月10日配信)
東京が休場となった月曜は早朝こそ金曜雇用統計後のドル売りの動きが残っていたものの下がり切らず、欧州市場前場まで勢いは無いもののドル買い戻しが続きました。しかし全般に取引は低調で132円台半ばから上では戻り売りを考える向きも多く、NY市場では131円台後半でもみあいのまま引けました。
ユーロドルは雇用統計後のドル売りの動きを続け、NY市場では1.0761レベルの高値をつけ、底堅い地合いのまま引けています。米国10年債利回りが欧州市場以降低下したこともドル売りの動きとなっていた様子です。
本日には東京勢も戻りますが、来週18日の日銀会合に向けての警戒感もあり、どちらかというとドルの上値が抑えられやすい展開が予想されます。またユーロは対ドル、対円ともに強い地合いではあるものの、積極的にユーロを買う材料があるわけでもなく、次の材料待ちといったところでしょう。
本日は若干ドルの上値が重い流れを考え、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 131.00〜132.40
ユーロ 1.0670〜1.0750
ユーロ円 140.40〜141.70
配信日:2023年1月10日