デイリーレポート(2022年11月7日配信)
米国雇用統計の発表を前に前日のドル買いに対するポジション調整の売りが先行し、147円台半ばまで水準を下げての雇用統計待ち。最初は予想よりも強いNFPに反応したドル買いとなったものの失業率は弱く反落。引けにかけては雇用統計前のドル売りの流れに戻り146.55レベルまで下落し安値圏での引けとなりました。
ユーロドルもドルの動きとしては全く同じで雇用統計までユーロ買い。発表直後に一時的なユーロ買いを挟んで引けに向けてはユーロ買いが強まり、0.9967レベルまで買われて高値圏での引けとなっています。
ドル円は145〜150円のレンジの中で上も下も値幅を狭める動きとなっていて、先週もFOMCでのドル売りを除く、ほとんどの時間は146円台後半から148円台半ばでのもみあいに終始しました。日米金利差拡大の流れは変わらず長期的なドル買いトレンドに変化は無いものの大規模介入の影響から150円が徐々に遠のいているといった感じです。
今週も大きくは展開に変化はないとみられますが、短期的にはイベント通過でどちらかというとドルの上値が重くなりつつあります。本日も147円台後半では売りが出やすい流れでしょう。
ユーロドルもユーロ買いの動きが対ドル、対円とも強まっての週末クローズとなり、今週も週初はこの流れを継続しやすいと見ています。本日はややドルの上値が重くなることを考え、以下のレンジとします。
ドル円 146.50〜147.50
ユーロ 0.9890〜0.9980
ユーロ円 145.60〜146.60
配信日:2022年11月7日