デイリーレポート(2022年9月30日配信)
ドル円は米債利回りに沿った動きとなり、東京市場では144.05水準から始まり欧州市場序盤には144.81レベルの高値をつけました。海外市場ではドル売りの動きからNY昼過ぎに144.26レベルまで下げ安値圏での引けとなりましたが、月末を控えて積極的な取引は手控えられている印象でした。
ユーロドルも基本的にはドル円同様にユーロ売りが先行後、欧州市場以降はユーロ買い戻しの動きとなりました。月末を控えて実需のユーロ買いも出ていたことから、0.9816レベルまで上伸後に高値引けとなりました。
ドル円は高値圏でのもみあいが続いています。長期的には改めてドル買いトレンドに回帰するとみられるものの、ここ数日は144円台後半でザラ場ベースのトリプルトップ状のチャートパターンとなってきていることから、本日はどちらかというとドルの上値が重い展開となりそうです。
ユーロドルも懸念材料は多いものの週前半までの売られていたことから週末前の買い戻しが入りやすい状態です。ただ月末のロンドンフィキシングが昨日同様にユーロ買いとは限りませんので、念の為に注意はしておきたいところです。
本日は波乱は無いと考え以下のレンジを見ておきます。
ドル円 143.90〜144.75
ユーロ 0.9785〜0.9860
ユーロ円 141.45〜142.25
配信日:2022年9月30日