デイリーレポート(2020年7月6日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

NY市場が3連休となる金曜ということもあり、全般に低調な取引が続きましたが、ドル円は107円台半ばでわずか14銭レンジと全くの動意なし。ユーロドルもドル円よりは動いたとは言うものの1.12台前半で32pipsレンジに留まり、終日もみあいの週末となりました。

ドル円は107円台半ばの居心地が良い様子でかれこれ3日近く似たような水準での取引が続いています。先週水曜には108円台乗せもありましたが、逆にコストの悪い買いポジションの投げで下げました。いっぽうで前週には下は106円台前半は突っ込み売りの後の買い戻しですから、現状では107円台前半をニュートラルに、似によって多少水準を変えるという程度で次の材料待ちです。本日も大きな動きは期待できず107.30〜70レンジでの取引を見ておきます。

ユーロドルも方向感はまったく見られず1.12台半ばを中心として1.12レベルは買い、1.13レベルを売りというもみあいを続けています。ある程度材料が一巡し、高水準のユーロ買いポジションが続く中、EUと英国との間のブレグジット移行期間後の協議がどの程度進むのか、また今月のEUサミットで基金構想を全会一致の酸性に持っていけるのか、中期的に7月の大きなテーマはこれら2つとなります。短期的には先週のレンジの中で、本日はユーロドルが1.1225〜65、ユーロ円は120.70〜121.10とします。



配信日:2020年7月6日