デイリーレポート(2020年2月18日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は中国が銀行向け短期金利を3か月ぶりに引き下げたことを材料としたのか、じり高の展開となりました。しかし、他には目立った材料が無いことやNY市場が休場となることもあって、値幅は狭い状態が続きました。
いっぽうユーロドルは、ほとんど動意のない一日となり、欧州市場序盤に若干の上下が見られた以外は閑散相場といった状況でした。

ドル円は早朝にアップルが売上目標を達成できないとのニュースからダウ先物が売られ、それに引っ張られて日経平均、ドル円ともにリスクオフの動きで始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、中国だけでなく世界的に景気減速懸念が広がっているはずですが、実際にアップルがそうした見解を示したことで、これまでの理由の無い楽観に調整が入りやすくなっていると見られます。本日のドル円は既に高値を見ていると思いますので。109.85レベルをレジスタンスに109.45レベルをサポートとする流れを見ておきます。

ユーロドルはほとんど動きが見られませんでしたが、早朝のニュースでユーロ円に売りが入っていることから本日はユーロドルでも上値の重たい展開となりそうです。ユーロドルが1.0805〜40、ユーロ円は118.60〜119.00とします。



配信日:2020年2月18日