デイリーレポート(2019年12月23日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円はNY市場まではほとんど動きが見られませんでしたが、欧州市場でユーロドルが下げていたこと、NY市場に入りダウが史上最高値を更新する動きとなったことからドル買いの動きとなりました。それでも一日の値幅は30銭にも満たない冴えない展開での週末クローズとなりました。

いっぽうユーロドルは、欧州市場までは動かずでしたが、欧州市場で前日安値を下回るとストップオーダーも巻き込みながら週末前のポジション調整による売りが目立ちました。NY市場ではドル円同様にドル買いの動きから1.1067レベルまで下押しして安値圏での引けとなりました。

今週は、明日のクリスマスイブ(欧州)から26日のボクシング・デー(英国)までクリスマス当日を挟んで前後は主要市場が短縮取引あるいは休場となることで、実質的には本日のみとなりますが、既に市場参加者のほとんどは先週末の段階で年内の取引を終え、27日からの取引再開を待っている状態です。国内は逆に30日まで取引は続きますが、年末年始に向けて取引は低調となります。

今週は目立った材料も少ない一週間となりますので、大きな動きは期待できないいっぽうで、流動性が低下するために何かニュースが出てくると思わぬ動きにつながることもあり注意が必要です。基本的には前者の動かない相場となると思われますが、オーダー、ポジションの管理には気をつけてください。

本日も動きは期待できませんので、以下に予想レンジのみ記しておきます。
 ドル円 109.25〜55
 ユーロ 1.1060〜90
 ユーロ円 121.00〜40

なお、デイリーレポートは年内は27金曜まで、年明けは6日月曜から再開となります。30日の週はお休みとなりますので、ご了承ください。



配信日:2019年12月23日