デイリーレポート(2022年12月8日配信)
ドル円は前日NY市場の流れを受けドルがじり高の流れをNY市場まで続け、137.85レベルの高値をつけました。しかし、NY市場に入り米金利が低下する動きとともにドル円も水準を下げ、136.22レベルまで売られたた後にやや戻して引けています。
ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場に入り発表されたユーロ圏7〜9月期GDP確報値が予想よりも強かったことを受け、ユーロは対ドル、対円で上昇し、NY市場朝方にはそれぞれ1.0550レベル、144.58レベルの高値をつけました。NY市場ではユーロ円がドル円とともに下げたことからユーロ円は行って来い、ユーロドルも1.05近辺に推して引けました。
来週の金融政策ウィークを前にして方向感が出にくくなってきましたが、米国10年債利回りは3.404%と9月15日の水準へと下げてきました。政策金利はまだ上がるものの景気後退懸念も根強く長短金利差は拡大する一方です。そうなると為替市場でも単に政策金利上昇による金利差拡大だけでドル買いに動くという以前のような流れにはなりにくく、来週のFOMCが終わった後にドル一段安という動きにつながるかもしれません。
相変わらず動きは軽いのですが本日も方向感が出てくるとも思えず、昨日のレンジの中で基本はもみあいとなる流れを見ておきます。
ドル円 136.30〜137.30
ユーロ 1.0450〜1.0550
ユーロ円 143.30〜144.30
配信日:2022年12月8日