デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年4月18日
ドル円は早朝に前日高値を上抜け仲値に向けて実需のドル買いも出たことから126.55レベルと2002年以来の高値を更新、東京後場にはさらに126.68レベルと高値を切り上げました。海外市場はグッドフライデーでほぼ休場となることから126円台半ばでもにあいのまま引けました。ユーロドルは欧州市場が全休場に近いことから終日のレンジが34pipsに留まりほとんど動意薄状態となり、ユーロ円はドル円での円安の動きから水準は切り上げたものの前日高値は超えられずと、イースターの4連休が明けるまでは方向感が出にくい流れが続きそうです。本日もイースターマンデーで動きが期待できるのはドル円くらいですが、先週も当局からの牽制発言は弱めで、今週もより強い牽制発言が出るかどうかを試したい参加者が多そうです。以前から書いているように、現状は市場を注視、円安の進行が速いという程度に止まっているため、具体的な水準を示すかどうかが今後の注目点となります。おそらくは130円の大台に乗せるまでは次の段階である現在の為替水準は行き過ぎといった踏み込んだ発言は出てこないでしょうが、逆に出てくるまでは円安の流れは止まらないでしょう。本日も円一段安を考え以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  126.30〜126.95
 ユーロ  1.0760〜1.0830
 ユーロ円 136.45〜137.10

更新日: 2022-04-18 10:38:20