デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2019年9月18日
ドル円は東京前場に先週高値を上抜け底堅い地合いが続きました。しかし今夜のFOMC、明日に日銀会合を控えて積極的な取引は手控えられ108円台前半の狭いレンジの中で方向感が出ないまま一日を終えました。いっぽうユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場序盤に売りが先行する場面も見られましたが、その後はドイツの強めの経済指標も手伝って一貫して買い戻しが続きました。英国の離脱に関して代替案期待も根強くポンド買いの動きもユーロ買いへと波及し1.1075レベルまで水準を切り上げ高値引け。ドル円は日米の金融政策決定会合を前に本日も動きにくい流れが続きそうです。一時期よりは利下げ織り込み度は下がっているものの0.25%の利下げがコンセンサス、明日の日銀も追加緩和の話題は出るのでしょうが、10月からの消費増税を前に今回は現状維持で動かないだろうと思われます。FOMCの結果発表までのレンジとして108.00〜35のレンジを見ておきます。ユーロもFOMCまでは動きにくいと言えますが、先週のECB理事会で既に目先の緩和はいったん打ち止め、材料出尽くし感が強いため、流れとしてはユーロが底堅くなると考えられます。6月高値を起点に8月高値を通るレジスタンスラインで先週高値も反落しましたが、既に同ラインが1.1090/95レベルへと下がってきていますので、ここを抜けてくるとユーロ一段高となりやすい状況です。本日(FOMCまで)は押し目買いが出やすく、ユーロドルが1.1055〜1.1095、ユーロ円は119.50〜120.00とします。レポート全文は http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf週足チャートは http://www.ascendant.jp/gain/daily/Weekly.pdf

更新日: 2019-09-18 11:24:10