ドル円は前日海外市場の流れを受けてドル買いが先行しましたが、東京朝方にに米金利が1.673％と5月20日以来の水準に上昇したこともあって114.70レベルの高値をつけました。しかし米金利が反転下落する動きとともにドル円もじり安の展開を辿りNY昼過ぎに114.08レベルへと押した後にやや戻して引けました。ユーロドルは東京市場ではドル円とともにユーロ円が上昇したことから買いが先行しましたが、その後は欧州市場序盤に日中安値をつけた後、NY市場ではドル安の流れとともに買い戻される動きとなりました。ドル円は2018年高値を上抜けたことで達成感もあったと思われますが、米金利が下げに転じたことから短期筋の利食いを中心に売りが目立ちました。また実需の売りも一部出ていた様子です。本日は114円台前半を中心としたもみあいとなりやすいのですが、米金利が再び下げるようであればドル円でも売りが広がり114円台半ばが短期的な高値圏となる動きへとつながる可能性があります。ユーロドルはドルの動きとユーロ円の動きに挟まれて方向感がはっきりしていませんが、NYが引けてから買いが目立っています。このユーロドルでの買いが全般的なドル売りの動きにつながるかどうかよく見ておきたいと思いますが、本日もはもみあいからややドル安の流れを考え、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 113.95〜114.40
ユーロ 1.1640〜1.1680
ユーロ円 133.10〜133.50
更新日：
2021-10-21 12:54:01