ドル円は週末を挟んで2018年高値をトライできなかったことから短期筋の利食いが散見され、米金利が低下したことも手伝ってじり安の展開を辿りました。欧州市場序盤には113.88レベルまで水準を下げたものの、押し目買いが根強よかったこと、また米金利が上昇に転じたことから海外市場では改めてドル買いの動きとなり、NY引け間際には114.40レベルの高値をつけ高値圏での引けとなりました。ユーロドルも基本的にドル円同様にドル安の後のドル高という展開を辿りましたが、昨日もユーロ円が一段高となったこともあって、ユーロドルは底堅い動きのままで終わりました。ドル円は買いがしつこくわずかな調整で再び上昇に転じましたが、本日早朝に一時114.70レベルと2018年高値を上抜け、2017年11月以来の高値をつけています。先週金曜から抜けられなかった2018年高値を上抜けたことから達成感も出たようでその後はやや下押しする展開です。しかし、こうなってくると114円割れでは買いたい向きが出てくるでしょうから、本日のところは114円台前半では買いが出てきそうです。いっぽうユーロドルは相変わらずユーロ円が円安の流れが変わらず、基本的に底堅い動きとなるでしょう。ただドル円もいつ調整が入ってもおかしくないことや本日まで日柄的に円高に注意したいことを考えると、ドル円とユーロ円の下げが出てくる時にはユーロドルも一緒になって下げるという流れが考えられます。本日もドル円を中心とした動きが予想され、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 114.20〜114.70
ユーロ 1.1620〜1.1660
ユーロ円 132.90〜133.40
更新日：
2021-10-20 11:05:18