デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2021年8月23日
ドル円は若干上値が重たい動きとはなっていたもののNY市場までは動意薄、NY市場に入り米金利が上昇する動きとともにドル円にも買い戻しが入りましたが、終日のレンジは32銭に留まり冴えない週末相場となりました。ユーロは対ドル、対円で上値が重たい展開が続き、NY朝方に一時1.1664レベルと前日安値を1pip下回りましたが、1.1660レベルではユーロ買いが見られたこと、またユーロ円も同時に下げていたものの前日安値をトライできなかったことからその後は対ドル、対円ともに買い戻しが入っての引けとなりました。しかし、ユーロも値幅は広がらず積極的な取引は見送られていました。ドル円は水曜以降は横ばい、ユーロは対ドル、対円ともに木曜金曜で底打ちのパターンとなりましたが、今週26日からのジャクソンホールを控えていることもあって方向感は出にくいままです。株式市場は目先の安値を見た感もありますが、上昇に転じたとは言えませんし、米金利は最近は動きが出ていません。ジャクソンホール最大の注目材料となるパウエルFRB議長の講演は27日(日本時間23時)と今週もほぼ週末前となりますので、それまでは経済指標に細かく反応しながらの値動きになりやすいと見ています。本日はユーロは若干底堅いものの、全般にNY終値近辺でのもみあいを考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  109.65〜110.00
 ユーロ  1.1680〜1.1720
 ユーロ円 128.25〜128.70

更新日: 2021-08-23 10:48:46