デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2021年6月2日
ドル円は東京朝方に株安の動きを受けて売りが先行しましたが、前日安値をわずかに下回ったものの下げきらず、強めの米金利の動きも手伝ってNY前場までじり高の展開を続けました。米金利は1.64%を付けた後は引けまで低下したことからドル円も日中の安値圏へと押した後に若干戻して引けました。ユーロドルはNY市場まで高値圏でもみあいながらも小刻みに上下し方向感の定まらない展開が続きました。NY市場で米金利が下げに転じる流れと歩調を合わせてユーロドルは一時1.2254レベルの高値をつけたものの、1.22台半ばではユーロ売りも見られ引けにかけては上げる前の水準へと押して引けています。ドル円は109円台半ばの狭いレンジの中で横方向の動きを続けています。110円の大台超えではまだまだドル売りオーダーが多そうではあるもの、押してくるとドル円だけでなくクロス円の買いも出てくるため、なかなかもみあいを抜けられそうもありません。ユーロドルは先週金曜に安値をつけて以降は底堅い展開が続いていましたが、昨夜の上昇局面では先週高値圏を試しきれず、1.22台半ばではユーロ売りが残っていたようです。ユーロ円の利食い売りと見られる動きも上値を抑えましたが、ユーロ円は133.60を下抜けない限りは短期的には底堅い動きを続けるでしょう。本日ももみあい継続と考え予想レンジは以下とします。
 ドル円  109.30〜109.75
 ユーロ  1.2205〜1.2250
 ユーロ円 133.65〜134.10

更新日: 2021-06-02 09:39:32