デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2020年5月22日
ドル円は細かい上下はあったものの、107円台後半の狭いレンジでのもみあいを終日続けることとなりました。本日の日銀会合の結果を見るまでは動きにくいという状況だったと言えます。いっぽうユーロドルは欧州市場前場までは方向感がはっきりしないもみあいとなっていましたが、欧州昼前に買いが強まるとストップオーダーも巻き込みながら上昇、NY市場の朝方には高値1.1007レベルと大台超えを見ることとなりました。しかし、達成感と大台超えにいた売りにぶつかり引けにかけては1.09台前半に押した後に半ばでの引けとなりました。ドル円は日銀会合を前に昨日は動きがありませんでしたが、10時に早々に新資金供給手段の具体的な内容が発表されました。発表前は期待からの円安も見られましたが発表後は材料出尽くしということで元の水準へと押し、このあとは週末前ということもあって若干上値の重たい展開となってきそうです。本日このあとは107.35〜75のレンジを見ておきます。ユーロドルは売りが見えていたものの大台乗せを見たことで売り手のポジションが切らされて減少、逆に新たな売りが出やすくなったと言えます。達成感も出たため利食い遅れた買い手の売りも上値を抑えやすくなります。本日はユーロドルが1.0920〜60、ユーロ円は117.40〜90のレンジとします。

更新日: 2020-05-22 11:16:04