デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2024年4月10日
ドル円は米金利低下とともにじり安の展開が続きNY前場には151.57レベルの安値をつけた後にやや戻して引けました。水準的にはほぼ前日のレンジ内の動きとなりましたが、4月日銀会合で物価見通しを上方修正するとの観測記事もドルの上値を抑える材料となっていました。ユーロドルは欧州市場前場まではほとんど動かず、欧州市場に入ってから米金利低下をきっかけにユーロ買いの動きとなりました。一時1.0885レベルの高値をつけたものの、引けにかけては行って来いの動きとなりました。ドル円もユーロドルも値幅は37pipsにとどまり動意薄の一日となりましたが、本日の米国CPIを前に様子見となっていたようです。仮に151.75レベルでNY市場に入ったとして、強めのCPIが出ても152円台乗せできるかは微妙な状況で、依然としてドル売りオーダーが厚く介入警戒感もあります。弱い数字が出た時の方が動きはでそうですが、それでも151円を割れるにはよほど弱い数字でないと難しそうです。まずは米国CPI待ちの一日となるでしょう。

更新日: 2024-04-10 12:35:20