デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2024年3月18日
東京市場のドル円はドル買いが先行したものの148円台半ばから上では戻り売りのオーダーもあり反落して海外市場入り。欧州市場序盤に改めてドル買いの動きとなりましたが、日銀会合に向けて円買いを進めていた短期筋の週末前のポジション調整によるものでした。その後も日銀のマイナス金利解除に関するヘッドラインは出たものの既に織り込み済みなのか反応は鈍く、米金利上昇の動きとともにNY昼過ぎには149.16レベルまで水準を切り上げ、高値圏での引けとなりました。ユーロドルは1.08台後半での小動きが続き、終日レンジはわずか27pips。年初来の最低値幅と並び全くの蚊帳の外状態での週末となりました。今週は金融政策ウィークとなりますが、注目される日銀会合とFOMCは既にそれぞれマイナス金利解除と現状維持で織り込み済み、そのことを材料にしての動きは出にくい状態です。明日の日銀会合に向けて、本日の海外市場では日経電子版に何らかの観測記事が出てくると見られますが、これまで想定されてきた範囲の内容であれば反応も限定的となるでしょう。念の為、サプライズが含まれていないかだけは注意です。

更新日: 2024-03-18 09:06:50