ドル円は昨日も強い日本株の動きとともに終日円安の流れが続きました。日経平均株価は引け後も先物市場で上昇、債務上限問題に対してバイデン大統領、マッカーシー下院議長とも合意に楽観的な見通しを示したことで米株も大幅高となりました。日経先物は30540円まで上昇、ドル円は137.71レベルまで上昇し、そのまま高値圏で引けています。ユーロドルもドル高の影響を受けて上値が重たい展開が続きましたが、ユーロ円の買いがユーロの動きを相殺し、1.0810レベルまで下押し後にやや戻しての引けとなりました。日本株高、円安の流れが定着してきましたが、5月高値137.77はすぐにでも更新しそうですが、より重要なのは年初来高値137.91レベルを上抜けられるかどうかです。ここも上抜けてくると目立ったレジスタンスが無く、テクニカルに昨年高値と今年安値との半値戻し139.58が視野に入ってくる動きになりやすいと言えます。すぐにでは無いにせよ138円をトライする可能性は高く、しばらくは株高＋円安の流れが継続しやすく、それに伴いユーロドルはやや上値が重く、ユーロ円はじり高という展開になっていくでしょう。本日は高値更新前の足踏みを考え以下のレンジを見ておきます。
ドル円 137.10〜137.90
ユーロ 1.0800〜1.0860
ユーロ円 148.65〜149.40
更新日：
2023-05-18 11:33:05