デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年12月9日
ドル円は最近にしては静かな値動きの一日でしたが、それでも1円は動いていますので昨年までであれば普通の値幅です。東京前場は米金利上昇とともにドル買いが先行しましたが、137円台前半では戻り売りを考える向きも多くその後は137円挟みでの値動き。NY市場ではユーロドルの買いに引っ張られてのドル売りも見られましたが方向感が無いままに終わりました。ユーロドルは東京市場では小動き、欧州市場に入り上下して一時日中安値となる1.0490レベルをつけましたが、海外市場ではほぼ一貫したユーロ買いとなり1.0565レベルまで上昇後高値圏での引けとなりました。ただ値幅は伴わず、一日のレンジは75pipsに留まっています。来週14〜15日の一連の金融政策イベントを控えて積極的な取引は手控えられている様子ですが、週を振り返ってみるとドルの上値が思い印象で、基本的には10年債利回りの低下に沿ったドル売りが続いている様子です。本日も基本的にはドルの戻り売りが中心になると見られますので、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  135.50〜137.70
 ユーロ  1.0540〜1.0620
 ユーロ円 143.60〜144.50

更新日: 2022-12-09 11:24:51