デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年12月7日
ドル円は週明けからのドル買いの動きが続き欧州市場序盤には137.43レベルの高値をつけました。137円台半ばでは戻り売りが多く、テクニカルにも137円台半ばが意識されていたこともあって反落、NY市場が始まる前には135.96レベルの安値をつけました。しかし、押し目での買いも根強く引けにかけては137円台を回復して引けました。ユーロドルはNY市場後場までは1.05の大台を挟んで上下していましたが、1.05台での売りが徐々に増える流れとともに1.04台半ばに押して引けました。ただ1日のレンジは74pipsにとどまり、方向感ははっきりしないままでした。先週後半の下げ、今週は週初から買い戻しとなっているものの、来週の金融政策ウィークを前にしてポジションを持つ期間が短くなってきているような感じがします。FOMCでは0.5%利上げがほぼ確定という感じで進んでいますが、株式市場を見ていると利上げ幅縮小を好材料とする時期は終わり、さらに0.5%上がるという現実を見始めたような動きとなっています。そうであるならば為替市場も改めてドル買いという流れになる可能性が高そうですが、個人的にはドル円、クロス円に関してはポジション調整の円買いが出やすい流れは続くと見ています。本日は方向感は出にくいとは思いますが、3主要通貨ペアともに上値の重たい展開を考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  136.50〜137.50
 ユーロ  1.0400〜1.0480
 ユーロ円 142.50〜143.75

更新日: 2022-12-07 10:53:33