デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年11月9日
東京市場のドル円はほとんど動きがなかったものの欧州市場に入り米金利低下の動きとともにドル売りに動き始めました。NY市場に入り米金利が一段と低下するとドル円は145.31レベルまで水準を切り下げ若干戻してのFXで毛となりました。ユーロドルは欧州市場まで鈍い動きが続いていましたが、NY市場ではドル円同様に米株からユーロ買いの動きとなり1.0096レベルまで上昇後、高値圏でもみあいのまま引けました。本日東京後場には大勢が判明する米国中間選挙ですが、これまでは世論調査の変化を見ても金融市場への影響は限定的でした。ただ、いよいよ結果が判明し、上院で民主党が過半数を維持できるのかどうかが注目点となってきそうです。ただ、過去の選挙戦でもそうでしたが、結果に関わらず株式市場は好材料にしか目を向けない傾向が強く、そうした観点からはやはり選挙結果の金融市場に与える影響は低いと言わざるを得ません。本日も基本的には米金利次第となりそうですが、直近の動きを見てドルの戻り売りが出やすい流れに変化はないと見られ、以下のレンジを考えておきます。
 ドル円  145.00〜146.10
 ユーロ  1.0030〜1.0120
 ユーロ円 146.20〜147.00

更新日: 2022-11-09 10:32:23