デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年9月5日
ドル円は東京朝方に一時的な押しは入ったもののすぐに140円の大台を回復、雇用統計まで底堅い値動きを続けました。雇用統計は当初予想よりも強いNFPにドル買いで反応し140.80レベルの高値をつけましたが、全体としては強弱ミックしゅしていたためすぐに下押しし、140円台前半でもみあいのまま引けました。ユーロドルは前日の下げに対する買い戻しが続き、欧州の天然ガス備蓄が予定よりも早く8割に達したとのニュースも好感され一段高、雇用統計前後の動きはあったものの、NY昼前には1.0034レベルの高値をつけました。しかし、その後ノルドストリームの点検で修理が必要となり、ガス供給は再開できないとのニュースに急反落。引けにかけては東京朝方の水準へ押して引けました。ドル円は既に140円以下でのドル買いが出てきている状況に加え、ノルドストリーム再開の見通しが立っていないことによるユーロドルでの売りもドル買いの動きとなりやすい状況です。ただドル円は米金利との相関が高く雇用統計後は米金利が低下傾向にあるため、ドル買いの動きも限定的になってくるでしょう。本日はドル円は横ばい、ユーロドルは戻り売りの流れを考えて以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  140.00〜140.75
 ユーロ  0.9880〜0.9960
 ユーロ円 138.60〜139.60

更新日: 2022-09-05 09:32:31