デイリーレポート | 一般社団法人 金融リテラシー協会

デイリーレポート

2022年9月2日
ドル円は朝方からドル買いが先行し一時139.68レベルの高値をつけましたが、利食いも出る中で中国四川省成都でのロックダウンを嫌気して欧州市場前場には139.06レベルまで下押ししました。その後NY市場まで底固めを続け、NY市場前場には米金利が上昇し3.295%をつけるとドル円も140円台に乗せ、後場には140.23レベルの高値をつけ高値圏でもみあいのまま引けました。ユーロドルは前日NY高値以降はじり安の流れを続け、欧州市場序盤にやや買い戻しが見られた以外はドル高の動きもあってNY前場の0.9911レベルまで下げ続ける動きとなりました。現在点検中のノルドストリームが再開するまでは買いにくい流れでしょうが、来週のECB理事会では0.75%利上げの思惑が強く下値も現状では限定的です。ドル円はついに140円の大台乗せを見ましたが週末前ということもありますし、雇用統計までは利食い売りが出やすい流れにあると見られます。雇用統計が強ければ買いも出るでしょうが、やはり週末を前にポジション調性は出てくると見られます。ユーロドルは今日までノルドストリームが停止していますが、明日から再開するのかどうかそのあたりを見極めるまでは動きが出にくいと見られます。本日はイベントのある週末前ですが、基本的には調整のドル売りが入りやすいと見て以下のレンジとします。
 ドル円  139.25〜140.25
 ユーロ  0.9915〜1.0005
 ユーロ円 138.90〜139.90

更新日: 2022-09-02 11:00:25