デイリーレポート

東京市場が休場となった4〜6日の市場を概観しておきましょう。

ゴールデンウィーク後半で東京市場は週明けから3連休となりましたが、ドル円もユーロドルも上下を挟みながらも週初から一貫して下げる動きを続けています。週明けの月曜は株式市場は動かず、ドル円もNY市場までは動きが見られませんでしたが、ユーロは前週の上げに対する調整に欧州株安も重なって対ドル、対円で売られる展開となりました。ドル円は一時ユーロドルの売りとともにドル買い戻しの場面も観られましたが、ユーロ円の売りに押される結果となりました。

火曜は欧州市場までユーロドルが動かない代わりに、ドル円は株高の動きに引っ張られて前日の下げを戻す動きを見せました。しかし、ドイツ連邦裁がECBによる債券購入プログラムを一部違憲と判断したことからユーロドルが前日に続いて大きく売られ、それに追随してユーロ円、ドル円と波及して3主要通貨ペアともに前日安値を割り込んでの引けとなりました。

昨日も欧州市場までユーロドルは動かずとなりましたが、ドル円は株安とともにアジア市場前場にストップも巻き込んで106円台前半へと水準を下げました。その後欧州市場ではユーロドルが前日の下げを吸収しきれていないことから、ストップを巻き込んで対ドル、対円で下げユーロ円も2017年安値を割り込む展開に。ドル円もその動きに押され、NY市場では116円割れ。振り返ると3主要通貨ペアともに週初から連日の下げとなっています。

また昨夜のNY市場では市場ではADP全国雇用者数の発表がありましたが、予想も結果も2000万人を超えるマイナス。改めて実体経済の悪さを認識させて、明日の米国雇用統計にも不安を残すこととなりました。NY市場では株式市場は下げたものの、為替市場は週初から下げ続けてきたこともあって、NY市場では上値が重たいもみあいという流れでした。

本日は東京勢は市場に戻ってくるものの、非常事態宣言下で経済活動は低迷したままですし、明日の雇用統計も見たいという流れから大きな動きは期待できないものと思われます。しかし、ドイツ連邦裁によるECBの違憲判断は今後の欧州景気低迷とともにユーロの上値を抑えてくるでしょうし、株式市場もここに来て短期的な戻しを達成後の下押しターゲットを探りに行く展開となってきています。

3主要通貨ペアともに緩やかな下降トレンドを継続しやすいという見方でよいかと思います。本日の参考レンジを以下に示しておきます。
 ドル円  105.90〜106.40
 ユーロ  1.0770〜1.0820
 ユーロ円 114.40〜114.90


配信日:2020年5月7日