金融リテラシーステップアップメルマガ(1) | 一般社団法人 金融リテラシー協会

金融リテラシーステップアップメルマガ(1)

2020年2月13日
日本人は、先進国の中で金融リテラシーが低いといわれるのは本当なのか?
金融リテラシーとは、お金に関する知識や判断力のことをいいます。

日本人は、金融リテラシーが低いという話を耳にしたことがあると思いますが、それは本当なのでしょうか?

日本人の金融リテラシーレベルを諸外国と比較すると?
金融広報中央委員会は2019年に日本における金融リテラシーの現状把握のために「金融リテラシー調査」を実施しました。

調査対象は18~79歳
金融リテラシーに関する問題の回答を求めた結果、正答率は全体の56.6%という結果が出ました。
米国と比較すると、共通問題6問 の正答率は、日本の方が6%下回っています。
また、英国・ドイツ・フランスと比較すると、共通問題の正答率が下回っている。
ほか、望ましい金融行動や考え方の点でも差が開いていることから「日本人は諸外国と比べて金融リテラシーは低い」という実態が見えてきます。

我国日本は、国内総生産(GDP)が世界第3位の経済大国であり、2017年の家計の金融資産額は1,800兆円を超え、過去最高となっています。
日本人は損失回避傾向が強い人の割合が高いと言われており、真面目で堅実な性質が資産形成を促してきた結果であると考えられます。

そんな性質であるにもかかわらず、なぜ日本人の金融リテラシー調査の正答率は低かったのでしょうか?


そもそも「金融リテラシー」とは、具体的にどんなものなのか?
金融庁・金融経済教育研究会の報告書では、次のように定められています。

「金融リテラシー」4つの分野と15項目
4つの分野
1.家計管理
 1)適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)の習慣化

2.生活設計
 2)ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解

3.金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択
 【金融取引の基本としての素養】
 3)契約にかかる基本的な姿勢の習慣化
 4)情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できる者であるかどうかの確認の習慣化
 5)インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解

 【金融分野共通】
 6)金融経済教育において基礎となる重要な事項(金利(単利、複利)、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解
 7)取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解

 【保険商品】
 8)自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)が何かの理解
 9)カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解
 
 【ローン・クレジット】
 10)住宅ローンを組む際の留意点の理解
  ①無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てることの重要性
  ②返済を困難とする諸事情の発生への備えの重要性
 11)無計画・無謀なカードローン等やクレジットカードの利用を行わないことの習慣化

 【資産形成商品】
 12)人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解
 13)資産形成における分散(運用資産の分散・投資時期の分散)の効果の理解
 14)資産形成における長期運用の効果の理解

4.外部の知見の適切な活用
 15)金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解

引用元:金融庁 「金融経済教育研究会」平成25年4月30日研究会報告書より


ここまで読まれて理解できた項目がいくつありましたか??
難しい単語や聞いたことがない単語もあることでしょう。

当協会では、これらの内容をよりわかりやすく発信してまいります。

特に4-15にある「金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解」については、理解度が一番低い項目であると認識しており、今後生きていくために必要不可欠だと考えておりますので、長期に渡り重点的に発信してまいります。。

次回の配信をお楽しみに

更新日: 2020-02-13