デイリーレポート

東京市場では資金市場におけるドル需給の逼迫緩和期待もあってドル売りの動きが先行しました。欧州市場に入りユーロが対ドル、対円で底堅い動きとなったことからドル円も下げ止まり、その後NY市場では景気対策の議会通過思惑によるダウ上昇がきっかけとなって従来型のリスクオンからドルが上昇する動きとなり111.72レベルとわずかに高値を切り上げ、そのまま高値圏での引けとなりました。

いっぽうユーロドルは東京市場ではドル円同様にドル売りからユーロ買いとなり、欧州市場の一連のPMI速報値の発表待ちとなりました。製造業は予想よりも強くサービス業はかなり悪いという結果でしたが、為替市場への影響も特段見られず、ユーロ買いの流れが続きました。NY市場ではドル買いの動きからユーロは反転下落、東京前場の水準へと下押しした後に若干戻して引けました。

金融市場はドル資金の逼迫懸念はやや薄らいできた様子はあるものの依然として不安要因であることは変わらずです。いっぽうで株式市場は米国は景気対策懸念が引っ張り上げ、日本は日銀とGPIFによるPKOで続伸。今朝の先物市場では一時19000円台乗せと週初の瞬間安値から考えると4000円以上もの上げを演じる極端に人為的な相場となっています。そうした中で為替市場は資金市場の正常化期待もあって、昨日のところは従来型のリスクオンで株高円安相場となっていました。ここからどうこう予想を立ててもあまり意味は無いのですが、先週金曜からは緩やかな上昇トレンドの中で上下を繰り返し、110円前後の買いと111円台半ばの売りとなっています。本日もその流れからするとドル売りが先行しやすく下がったところでは買いとなりそうです。

ユーロドルは週初から上下しながらも思いの外底堅い動きが続いています。欧州の目立った好材料があるわけではありませんが、先週末までは悪材料に反応しての売りが積み重なっていたというところだと思われます。ただ、好材料も無いことをかんがえるとここからは横方向への動きになりやすく、いったんは買い手も弱まってくるのでは無いかと見ています。

本日のイメージは上記の通りで、参考レンジは以下の通りとします。
 ドル円  110.30〜111.60
 ユーロ  1.0730〜1.0870
 ユーロ円 119.20〜120.40


配信日:2020年3月25日