更新日:2020-03-18 金融詐欺ポンジ・スキーム

金融詐欺の一種「ポンジ・スキーム」とは?

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WRITER 安達先大行
監事
これからの日本を背負う子どもたちに「金融教育」を行う取り組みが始まろうとしています。 先進国の中でも株、為替、投資商品など金融に関する情報を読み解く力「金融リテラシー」が格段に低いことに対する対策を、国が教育カリキュラムへの導入という形でようやく取ろうとしているのです。
金融詐欺の一種「ポンジ・スキーム」とは?

金融詐欺の一種「ポンジ・スキーム」とは?

ポンジ・スキームを使った詐欺の特徴

最近では、特殊詐欺のニュースが取りだたされていますが、実は詐欺事件で最も被害者が多いのは投資詐欺といわれています。
そして、投資詐欺のほとんどが、「ポンジ・スキーム」と呼ばれる手法で被害に遭っています。

ポンジ・スキームとは、アメリカで天才詐欺師といわれた、チャールズ・ポンジがその名の由来です。
「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。

ここ数年では、暗号通貨で同様の手口で詐欺をはたらく者が目立ちます。

「お金、暗号通貨、物品」であれ、品を変えても詐欺の手法は似たようなものです。
ご自身に届いた投資の手法がポンジ・スキームに似ていれば、詐欺である可能性が高いと理解するべきです。

ポンジ・スキームで多い手口にはどんなものがあるの?

金銭貸借契約で投資を募る

本来、出資にあたっては、投資信託の契約を結ぶものですが、「金銭貸借契約を取り交わすと元本が保証される」と言葉巧みに騙すのです。
投資に元本保証はありませんので、この時点で詐欺だと気づくべきです。

高利回り運用での勧誘

年30%以上、月3%以上など、高利回りを提示することがほとんです。
年数%程度の利回りでは、出資金を集めることはできませんので、現実離れした高利回り提示が特徴です。
※運用実績の捏造データも手が込んでるので知識人でも見分けがつかないものもあるほどです。

数十万からの少額での投資が可能

数千万円〜億円以上の高額な被害に遭う人の多くは、最初の出資は少なくキチンと配当金が支払われることで安心して、出資金を増やしていくことで被害額が膨らみます。

配当を毎月支払うと約束

相手と接触する機会が多いと、人間はその人を信頼する傾向があります。
そのため、毎月数%の配当金が支払われると相手を信用し、より高額な投資をしてしまうのです。

高額な紹介料

投資詐欺を行う詐欺師は、紹介者に紹介料を支払っていることが多いのです。
これが、詐欺を拡大させる最大の要因です!
本来は被害者でありながら、詐欺の片棒を担いだことによって加害者になってしまう恐ろしい手法なのです!

出資金が戻ることはないので、投資前に十分なリサーチが必要です!

ポンジ・スキームの被害に遭ったら、お金が戻ってくることはほとんどありません。
投資に元本保証など有り得ないのです。
出資する前に十分なリサーチを行う必要がありますが、金融リテラシーの低い人にはリサーチする方法すらわからないのが現実です。
投資信託会社で取り扱っていない場合は、当協会に相談いただくか周りの金融知識のある人に相談してみることを強くお勧めします。